日本でも話題の切らないパイプカット
パイプカットとは、精管をしばることで睾丸から精子が精液の中に入るのを防ぐ避妊手術です。
男性ホルモンは従来どおり睾丸から出るため、男性的な特徴がなくなることはなく安心して手術を受けられます。
精管には精子を運ぶ役割がありますが、パイプカットの施術を受けると精子を運ぶ機能はなくなります。
睾丸でつくられた精子は、睾丸で吸収されます。
パイプカットを受けても男性の精力が減退することはなく、増加する人もいます。
精管を見つけ出すのは高度な技術が必要なので、熟練した泌尿器科の専門医が施術をします。
パイプカットというと痛みを心配する人もいますが、麻酔を使用するので痛みの心配はないです。
将来子供を希望することがない人のみが、パイプカットの手術を受けます。
一般的なパイプカットは切開して行います。
パイプカットを希望する場合は、手術承諾書が必要になります。
施術を行った後に男性機能障害やEDと呼ばれる勃起不全の心配は全くないです。
切らないパイプカットも選択可能
日本では切るパイプカットが主流ですが、切らないパイプカットもあります。
NSV法はメスを使わない新しいパイプカット法です。
欧米では主流となっている方法で、陰嚢の中央に特殊な器具を使って穴を開け精管を引き出して縛り固定します。
メスを使って切開しないので、体への負担が少なく手術も短時間で済みます。
従来のパイプカット手術に比べると、施術中の出血や痛みも少なく傷も早く治る傾向にあります。
合併症も少ないので、日本でもNSV法に注目している男性が増えています。
NSV法の施術時間は約30分で、当日から仕事をすることも可能です。
腫れが少ないなら約1週間後から性交渉もできます。
施術後の検査で精子が消えたと確認できるまでは、避妊の必要があります。
NSV法の施術を行った場合、通常は施術を行ってから1ヵ月後に精液検査を行います。
精液検査の当日はクリニックに精液を持参し、精子が消失しているかを確かめます。
まとめ
従来のパイプカットとNSV法にはそれぞれ特徴があり、患者は担当医とよく相談して施術方法を決定します。
パイプカットは精管が自然に再開通しないように施術を行うので、再度元の状態に戻すのは困難です。
精管の再開通手術を行っても、妊娠の可能性は低いです。
パイプカットを希望する場合は、慎重に考えて決めることが重要になります。
パイプカットは、他の施術と併用することができます。
人気があるのが亀頭増大術で、ヒアルロン酸を注入する方法だとリーズナブルな価格で施術を受けられます。